ヒール付きギプスから内山式装具へ
8月18日の退院から8日目
アキレス断裂後21日目、手術から15日目
退院後初の通院日で、ヒール付きギプスから内山式装具へ変更する予定の日です。
ヒール付きギプスから内山式装具へ
久しぶりの関東労災病院
関東労災病院を退院してから、たった1週間ですが、退屈な毎日だったので、入院していたのが随分と昔の気がします。
真夏炎天下の下、しかも、かなり豪雨が来そうな気配なので、両松葉での自宅から駅までと、駅から病院の徒歩が不安だったので、自宅からタクシーで移動。
朝9:30到着予定なのですが、タクシーがなかなか捕まらない。
はやりUberTaxiも、この時間、自宅では、車が見当たらず。いくつかのTAXIアプリで、やっと迎車をお願いできました。
待望の装具
関東労災病院の受付で、診療受付を済ませ、まずはギプス室へ。
ギプスをギプスカッターで外し、3週間ほど、お風呂に入れていない左足をタオルで拭いて、さて、相互を装着。
技師さんから「靴下履いてください」といわれ「?」。そういえば、初診の際の装具の採寸時に、装具装着時には靴下持ってきてくださいと言われたことを、思い出す。
いやいや、無理です、そんなテンパっているときに3週間も先のこと言われても。
技師さんにごめんなさいして、左足の靴下を右足に履き替える。
装具はこれから数か月お世話になるが、洗うことができないので、なるべく素足ではかない様にとのことでした。

ヒールを付けた状態の内山式装具
装具のメーカーにも詳細が書かれています。
装具を履いて、マジックテープ3本で止め、余分なマジックテープのカット、最後に、装具の上から、バカでかい黒の革靴を履いて、装着完了。

装具用皮靴
装具で歩行練習
技師さんから「さあ歩いてみましょう」と即され、ギプス室の中を2~3週回遊。
最初は勝手がわからないのですが、すぐに2足歩行で歩ける様になりました。
まず、患足の右足を前にだし、左足を並べて、また、患足を前にという、歩き方。
くれぐれも、患足は踵から着地して、右足を前に出しすぎない様にとのこと。
これで、装具装着が完了で、次は診察室へ。
診察
装具で、約50mほど離れた診察室前の待合所へ移動。
10時の予約で、診察室についたのも、ほぼ10時。装具装着があるので、早めについて、早めに受付したので、すぐかなと思って待っていたのですが、私の前に入院予定の方がいた模様で押しに押して私が呼ばれたのが11:45。長かった・・・
診察室でなれない手つきで、装具をとり診察台の上へ。
傷口はまったく問題がなく、予後も順調とのこと。これで一安心。この一瞬で診察は終わってしまい、次はリハビリへ行ってくださいと。
うーん、2時間近くまったので、ちょっと悲しい。
最後に、装具の費用を健康保険組合から返金してもらうための証明書を先生からもらって、退室。
装具の代金は、入院中に銀行振り込みで装具のメーカーに振り込んでいました。総額9万円弱なのですが、これは一旦、全額を患者が負担して支払う必要があるものの、証明書等をもとに、自分が所属する健康保険組合に申請すると、保険適用となり、私の場合は7割が戻ってきます。
リハビリ受付へ
スポーツ整形からB1Fのリハビリ室へ、移動だけでも結構なリハビリになりそうな距離を、慣れない装具でせっせと移動。が、目の前で、まさにガラガラと窓口のシャッターが下りてしまう。そう、リハビリは12時-13時がお昼休み、そして、今は12:10。
またも、今来た道のりを戻って、1Fのドトールで昼食して時間つぶし。
12:50にもう一度リハビリ室へ戻って、受付。
リハビリ
退院後、初めてのリハビリは今後、自宅で行える簡単なトレーニング3つを教えてもらいました。
- 患足の指先を手でもって、足裏側にひっぱる(アキレス腱を収縮)
- ベッドの上に座った状態で膝を90度曲げ、自分の患足の力だけで足指を自分側に上げる(アキレス腱を伸ばす)
- 椅子に座った状態で、床に置いたタオルを、足指でたぐりよせる(タオルギャザー)

アキレス腱のリハビリ、タオルギャザー
2番のアキレス腱を伸ばすリハビリは、再断裂のリスクもあるので手の力とはかけずに、患足の力だけで行うがポイントだそうです。
毎日この3つを5分ずつ、つまり(5分 x 3種類) x 3回、行いなさいとこと。
地味なトレーニングですが、不自由な、患足は突っ張る感じがして疲れます。
リハビリだけで1時間くらいかかりました。
リハビリの先生は並行で何名かの患者をみています。
若干、放置される時間があるので、長い感じでしょうか。
最後に来週のリハビリの予約をとって、今日のリハビリは終了。
会計
これで、本日のイベントは終了。
診察はあっけなかったものの、松葉杖+ギプスで来たものの、帰りは装具で二足歩行とすっきりして帰れます。
装具代はすでに払っているので、480円だけ払って、お会計も終了。
相変らず空模様が怪しいので、帰りもタクシーで帰宅しました。
アキレス腱断裂の時系列の流れ
このブログは、40代後半のサラリーマンが、フットサル中にアキレス腱を切ってから、診察、入院、手術、自宅療養、リハビリを経て、復活するまでの約半年間のストーリーです。
それぞれのタイミングでの出来事、考えたこと、あとから思うと「こうしておけば」なんてことをつらつらと書きとどめています。
今、まさにアキレス腱断裂をしてしまった人、手術の方法や病院を悩んでいる人、リハビリに苦労している人、そういった方々に少しでも有益な情報がお届けできれば幸いです。
たまたま、このページに飛んで来れられた方も、一連の流れを順を追って読んでいただくには、このサイトのトップページである「アキレス腱断裂から復活への道のり」に、時系列で全体像を示すとともに、それぞれへのリンクがありますので、サイトのトップページ「アキレス腱断裂から復活への道のり」をご覧ください。